【ディーラーはイカサマするの!?】安心してプレーできる理由をご紹介

皆さまご機嫌いかがでしょうか?
東京も暑くなって来ましたね。皆さまお体に気をつけてくださいね⭐️

さて、今日はディーラー(以下ゲーミングインストラクター)のイカサマについてお話ししたいと思います!

安心してプレーできる理由

ゲーミングインストラクターってイカサマとかするのかな?
ハウス(カジノサイド)が必ず勝つっておかしくない?
もしかして私たちプレイしてる度に騙されてどんどんお金取られてる!?

こう言った疑問が多いのかもしれませんね。

とても良い質問だと思いますわ。

それでは説明致しましょう。

【License】ゲーミングインストラクターライセンス

以前お話ししたように、ディーラーの事をゲーミングインストラクターと呼んでいます。インストラクターになるためにはゲーミング専門学校に行き、ゲーミングライセンスを取得します。ですが、あるカジノでは入社してからトレーニグや研修をさせる事もあるため、学校に通わずにインストラクターになることもあります。カジノゲーミングには細かいテクニックが沢山あるので、専門学校を卒業して、しっかりマスターした方がいいですね。たとえばどう言ったテクニックが含まれているかを説明します。

【Card Technique】カードテクニックとは(ショーカード)

カードテクニックの例を一つお話ししたいと思います。

まず最初に、ゲームをプレイする前に、基本カジノは新品でまだプラスチックで封印されている状態のカードをお客様の目の前で開けます。それで開けた後、カードのデッキを箱から出し、それをゲーミング台の上に綺麗に並べます。これをショーカードと良います。まず最初に右手で左から右方面に全てのカードを並べます。ポイントは必ず全数字とマークが綺麗に見せる事です。こんな感じでカードが全部揃っている事をお客様に証明する方法です。

あらやだ、間違えましたわ。

こちらが正しいですね。

その後、またカードを片付けます。こちらも大事なポイントです。今度は右手ではなく、必ず左手でカードを集めます。それで今度は裏面です。カードのデッキを裏にしてまた右手で左から右方面に並べます。裏も見せないといけない理由は「何も特別なマークや印が書いてありません、イカサマは出来ません、完全に新品な物です」という証明になります。そしてまた左手で集めます。

これでゲーム開始です。

【Chip Works】チップワークとは

チップワークとは勝利したお客様にチップを配ったり、負けたお客様のチップを回収する事、チップ枚数の確認などのテクニックについての事ですね。意外と知らない方が多いチップワークの大変さ。間違えた枚数のチップをお客様に渡したりすると信用が一気になくなります。「今までのゲームは何だったんだ!」とクレームされますね。更に今度はお客様とインストラクターがグルになっていないか、カジノ側も不安はあります。チップはお金の金額を表している物なので慎重に扱わないとだめですね。

枚数確認

チップの枚数確認はどのようにするか、気になりませんか?

チップの枚数を素早くに確認するために、実は「手の感覚」を使うのです。

一つのチップの山は必ず20枚。これをFull Stack(フルスタック)と言います。20枚分を手で持ってみて、手の感覚で覚える。そして10枚だとどんな感じか、5枚だとどんな感じか、このようにしてどんどん覚えていくのです。

サイジング

チップの山を手の感覚で覚えられるようになれたら、今度はサイジングです。

サイジングは、重ねたチップの高さを整える作業です。指をスライドさせて、同じ高さの山をつくります。ここでは手の器用さが大切で、ゲーミングインストラクターの見せ場です!

手の感覚でチップの枚数を分かっているのに、なぜサイジングしないといけないの?

それは良い質問です。

実はお客様の為に確認するだけではなく、監視カメラに向けて見せているのです。

監視カメラ!?一体誰が見ているの!?

ご安心ください。こちらが安全の元です。

チップは、上から見るとこのように見えるため、サイジングさせないと上からは枚数が分かりません。
そこで、枚数がわかるように横にずらして並べる事があります。

ゲーミングインストラクターの後ろではSupervisor(スーパーバイザー)が見張っていて、更に彼らの後ろにはPit Boss(ピットボス)が見張っています。そこで、彼らだけではなくカジノでは必ずテーブルの周りに監視カメラがかならず付いているのです。これをサーベリアンスチームというセキュリティチームが監視しています。これでフロアで働いているマネージャー方やお客様だけではなく、インストラクターも含めて全部監視しているのです!

こちらが理由で、インストラクターはチップを渡す前に、毎回この行為を守らなければならないのです。本当にすごいですね!ここまでされてはイカサマは難しいですわね。

【Observation & Correspondence】観察&対応

インストラクターも含めて監視されています。ですがインストラクターだって皆さまを観察しないといけないのです。お客様がカードカウンティングしていないか、合図を出しあってイカサマをしたり、グルになっていないか、酔っ払いが暴れないかなど。それらの対応の仕方も大事です。インストラクターもホスピタリティが大事ですので、出来るだけ優しくて丁寧でないといけません。ですが危機を感じるときはセキュリティを呼ぶのでしょう。

まとめ

皆さま如何でしょうか?

勝つことよりイカサマをする方が難しいかもしれませんね。それにあまりカッコよくないです。

カジノ側は確かに勝つ事が多いです。ですがイカサマとはまた別の話ですね。

どちらかというと、Casino Design Psychology(カジノサイコロジー)が関わっています。カジノでは時計が一切置いていないから時間の感覚が分からなくなる。なぜ赤色をカーペットなどに使うかなど。これもまた次回お話ししますわ。

それでは今回はこの辺にしましょう。

皆さま、東京もこれからもっと暑くなると思いますが、ご自愛くださいね、うふふ❤︎